ヨーロッパでノマド生活!デジタルノマドビザのおすすめ8カ国

ヨーロッパでノマド生活!デジタルノマドビザのおすすめ9カ国

「デジタルノマドビザって何?」「ヨーロッパでノマド生活を始めるにはどの国がおすすめ?」「海外ノマドビザ取得にかかる手続きって難しい?」とお悩みの方は必見!

デジタルノマドビザを使えば、ヨーロッパ各国に長期滞在しながら、リモートワークができちゃいます。

この記事では、ヨーロッパのデジタルノマドビザに対応している8カ国を「おすすめ度別」にご紹介!

その他にも、ビザ取得の要件やポイント、申請方法、ノマドワーカーが住みやすい都市など、海外ノマド生活のお役立ち情報をお届けします。


▼目次▼


デジタルノマドビザとは?

デジタルノマドビザは、リモートワーカーやフリーランスなど、場所を問わずオンラインで仕事をする人々に発行される新しい形態のビザです。

このビザは、いわば従来の「観光ビザ」と「就労ビザ」のハイブリッド型!

ヨーロッパでは、特定の国に最長で1年間、合法的に長期滞在しながら働くことができます。

デジタルノマドビザの登場は2020年と比較的最近ですが、発給国の数は年々増加中。

この背景には、テクノロジーの進歩やパンデミックの影響などを受け、世界的にも柔軟な働き方やリモートワークが一般化したことが挙げられます。

2020年にエストニアが世界初のデジタルノマドビザを導入したのを皮切りに、その後、クロアチア、ポルトガル、スペインなど、ヨーロッパを中心に多くの国もこの動きに追随しました。

デジタルノマドビザは、従来のビザでは難しかった長期滞在と就労の両立を実現、さらに取得難易度が高くないことからも、グローバルな働き方を好むノマドワーカーには魅力的な選択肢です。


海外ノマド生活入門編:ビザ選びの4つの重要ポイント

デジタルノマドビザを選ぶ際には、まずヨーロッパ各国が定めるビザ取得条件を正しく理解することが重要です。

自分の経済状況や就労形態などと照らし合わせながら、慎重に比較検討しましょう。

ビザの取得条件の中でも、特に注意したい4つのポイントは以下のとおり。

  • 収入要件
  • 滞在可能期間と更新制度の有無
  • 健康保険
  • 申請手続きと必要書類

同じヨーロッパとはいえ、これらの要件は国によって大きく異なるため、ノマド生活の質を左右するといっても過言ではありません!

たとえば、収入要件のハードルが高すぎるとビザの発行が難しくなりますし、滞在期間が短すぎると頻繁にビザを更新したり、出国しなければならなかったりと、安定とは程遠い生活になってしまうかも……。

これから詳しく説明する4つのポイントを押さえて、自分の生活スタイルに最も適したデジタルノマドビザを選択してください。

海外ノマド生活

①収入要件

デジタルノマドビザを発行する国々の思惑は、「安定した経済基盤を持つ外国人を誘致して、国内経済の促進に繋げよう!」というもの。

そのため、収入要件は最も重要な基準です。

各国が定める最低収入額を満たすことで、その国での生活を安定的かつ経済的に支えられることを証明しなければなりません。

ノマドワーカーたちが現地の社会保障制度に過度の負担をかけることなく、自立した生活を送ってくれれば、国内消費も増えてWin-Winというわけですね。

たとえば、ポルトガルのデジタルノマドビザでは、現地の最低賃金の4倍にあたる月額約3,040ユーロ(約50万円)以上の収入が必要です。一方、クロアチアでは月額約2,870ユーロ(約47万円)と設定されています。

このように、国によって設定されている最低収入額には大きくばらつきがあります。

デジタルノマドビザを選ぶ際には、必ず各国の収入要件に目をとおし、自身の毎月の収入や経済状況に合ったものを選びましょう。

必要以上に高い収入要件の国を選んでしまうと、ビザ申請が認められない可能性があるので要注意です!

②滞在可能期間と更新制度の有無

デジタルノマドビザで滞在できる期間、そしてビザ更新ができるかどうかも必ず確認しましょう。

ヨーロッパ各国が認める滞在可能期間は、短いもので6ヶ月から、長いものでは2年以上までさまざま。

滞在期間の長さは、その国での安定したノマド生活に直結します。

特に、一つの国に腰を据えて仕事や生活のリズムを確立したいノマドワーカーは、長期間滞在ができるビザを選びましょう。

逆に、将来のことはまだわからないから柔軟な選択肢が欲しい方にとっては、滞在期間が短くとも更新の制度が整っているビザを選ぶのがおすすめです。

たとえば、エストニアのデジタルノマドビザは最長1年の滞在が可能で、更新はできませんが、一定期間経過後に再申請できます。

ポルトガルのデジタルノマドビザ(D8ビザ)は最初に1〜2年間の滞在が認められ、その後3年間の更新が可能です。

滞在可能期間と更新制度の有無をチェックして、自分のライフスタイルやキャリアプランにあったデジタルノマドビザ選びが重要になります。

③健康保険

デジタルノマドビザには、移住者の健康と安全の確保、および自国の医療システムの保護を目的として、「健康保険」に関する要件が設定されています。

多くの国では、ビザ申請時に、ヨーロッパ滞在中の医療費をカバーできる海外旅行損害保険や民間の健康保険に加入している証明書を提出しなければなりません。

保険の種類や適用範囲は国によって異なりますが、一般的に入院費用や緊急医療搬送などを含み、補償額が1,000万円以上のものが好ましいとされています。

保険会社の指定などはないため、日本国内もしくは海外の保険会社を選び、自分で手続きを行う必要があるのでご注意ください。

最近では、SafetyWingなどリモートワーカーやデジタルノマドに特化した保険会社も増えています。

ノマド保険プランは月56.28ドル〜、175か国以上をカバー、24時間365日のカスタマーサポートなど、ノマドワーカーには嬉しいシステムが魅力です。

もしものときを支える健康保険だからこそ、慎重に吟味しながら加入しましょう。

滞在予定国の要件を満たすだけでなく、自身の健康状態や生活スタイルに合った保険を選ぶことが大切です。

④申請手続きと必要書類

デジタルノマドビザの申請手続きと必要書類は、そっくりそのままビザ取得の難易度といっても過言ではありません!

国によってプロセスの複雑さや所要時間は大きく異なるので、必ず移住国の申請方法をチェックしましょう。

たとえば、エストニアのデジタルノマドビザは、オンライン申請が可能で比較的スムーズ。

ですが、一方でスペインのビザ申請は、提出書類が多く、数ヶ月単位で準備が必要とされています。

ヨーロッパのデジタルノマドビザでは、以下のような書類を提出するのが一般的です。

  • 有効なパスポート
  • 収入証明
  • 健康保険証書
  • 犯罪経歴証明書など

申請手続きと必要書類を事前に確認・準備して、ビザ取得までにかかる時間を短縮しましょう!

あまりにも情報が少なかったり、手続きが複雑すぎたりする場合には、移民専門の弁護士など専門家のアドバイスを求めるのも賢明です。


ヨーロッパでデジタルノマドビザが取得できる国8選

近年、多くのヨーロッパ諸国がデジタルノマド向けのビザを導入しており、リモートワーカーやノマドワーカーを積極的に受け入れています。

ここでは、デジタルノマドビザを取得できるヨーロッパの8つの国をご紹介します。

各国のビザの取得要件や申請方法、移住におすすめの都市など、一緒に予習しましょう!

それぞれの国を星5つの五段階で評価する「おすすめ度」もつけたので、ぜひ参考にしてください。

1. エストニア【ノマドおすすめ度:★★★☆☆】

エストニアは、「ヨーロッパのシリコンバレー」とも呼ばれるデジタル先進国。

世界で最初にデジタルノマドビザを導入したことでも有名で、テクノロジー志向の強い国として、テック系ノマドワーカーの間では特に人気を博しています。

エストニアのデジタルノマドビザは比較的取得しやすく、申請プロセスも簡素化されています。

しかし、収入要件や気候条件が厳しく、生活コストも高めなので、万人受けするタイプではありません。

また、国をあげてデジタル化を急進している反面、法律が頻繁に変わるので注意が必要です。

エストニア デジタルノマドビザUnsplash

デジタルノマドビザ基本情報

エストニアのデジタルノマドビザは「Dビザ」と呼ばれます。

ビザの有効期間は最長1年間で、延長はできません。

ただし、一度エストニアを出国し一定期間あけることで、再度申請が可能です。

このビザはシェンゲン協定加盟国内での90日間の自由な移動も認められています。

エストニアでのノマド生活のメリットは、ヨーロッパ随一ともいわれる高度なデジタルインフラ、英語の普及率の高さ、そして忘れてはならないのが美しい自然と景観!

特に、首都タリンの旧市街は世界遺産に登録されており、情緒あふれる雰囲気と最新のテクノロジーが共存する独特の魅力があります。

一方で、冬は凍てつくような寒さと日照時間が短さが難点。

2022年ごろから急激なインフレが起こっていることもあり物価も高めです。生活コスト面でのお得感はあまりないかもしれません。

また、メリットでもありデメリットでもあるのが、人口の少なさ。

大都市のような活気や多様性を求める人は、やや物足りなさを感じる可能性があります。


ビザ取得要件

エストニアのデジタルノマドビザには取得、次のような要件があります。

  • EU圏以外の国籍保有者であること。
  • 直近6ヶ月間の平均月収が4,500ユーロ(約73万円)以上であること。
  • リモートワークが可能な職業に就いていること(エストニア国外の企業に雇用されているか、フリーランスとして働いていることが条件)。
  • パスポートの残存有効期間が、申請時から少なくとも3ヶ月以上有効であること。
  • エストニア滞在中およびシェンゲン圏内での医療費をカバーする健康保険に加入していること。
  • 犯罪経歴がないこと(過去6ヶ月以内に発行された犯罪経歴証明書を提出)。
  • エストニアでの滞在計画を提示できること。具体的な滞在予定地や活動計画などを説明する必要あり。

エストニアのビザ要件は、他のヨーロッパ諸国のデジタルノマドビザと同等の水準がほとんどですが、収入要件が頭一つ分抜けているのでやや手が出しにくい印象です。


申請方法

エストニアのデジタルノマドビザの申請方法は、以下のとおりです:

  1. 必要書類の準備:以下の書類を用意します。
    • パスポートのスキャンコピー
    • 顔写真(デジタル形式)
    • 犯罪経歴証明書
    • 健康保険の証明書
    • 収入証明書(直近6ヶ月分の銀行取引明細書など)
    • 雇用契約書またはフリーランスとしての収入を証明する書類
  2. オンライン申請フォームの記入公式ウェブサイトから、オンライン申請フォームにアクセスし、必要事項を入力します。入力が完了したら印刷して、署名しておきます。
  3. 申請料の支払い:クレジットカードまたは銀行振込で、申請料(100ユーロ)を支払います。
  4. 大使館に提出:最寄りのエストニア大使館または領事館で申請書を提出します。
  5. 審査:提出された書類と情報に基づいて審査が行われます。最大30日程度かかります。
  6. 結果通知:審査結果はメールで通知されます。承認された場合、ビザの発給手続きに進みます。
  7. ビザの受け取り:承認後、最寄りのエストニア大使館または領事館でビザを受け取ります。この際、指紋登録を行います。

エストニアのデジタルノマドビザ申請プロセスは、他国と比較して効率的!

ほぼすべての入力ステップはオンラインで完結できるため、世界中どこからでも申請が可能です。


2. ギリシャ【ノマドおすすめ度:★★★☆☆】

ギリシャは、豊かな歴史と227にものぼる美しい島々、温暖な気候で知られる地中海の国。

2021年10月にデジタルノマドビザが導入されて以来、リモートワーカーを積極的に受け入れています。

ヨーロッパの中では生活コストが安く、周辺国へのフライトなども充実しているので週末の海外旅行にもうってつけ!

ギリシャのデジタルノマドビザは比較的取得しやすく、長期滞在が可能な点が特徴です。

ただし、国内の経済状況がやや不安定なので、急なビザ要件の変更などには注意しましょう。

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ギリシャ デジタルノマドビザUnsplash

デジタルノマドビザ基本情報

ギリシャのデジタルノマドビザは、「長期滞在ビザ(タイプD)」の一種という位置付け。

ビザの有効期間は原則として1年間ですが、その後さらに1年間の延長ができるので、最長で2年間ギリシャに滞在が可能です。

また、このビザはシェンゲン協定加盟国内での90日間の自由な移動も認められています。

ギリシャでのノマド生活は、温暖な気候と豊かな自然、豊富な食文化、生活費の安さがメリットでしょう。

旅行ガイドブックに乗っている観光名所や歴史遺産などが満載なので、オフの日の楽しみ方は無限大!

一方で、ヨーロッパ諸国に比べ、やや不安定な経済状況は否めません。

2012年ごろの債務危機で深刻な打撃を受けたギリシャですが、ここ数年の財政再建によって改善しているとの見方もあります。

とはいえ、デジタルノマドを取り巻く環境やビザ条件などが変更になる可能性もあるので、最新情報を常にチェックしておきましょう。

都市部を離れると、英語がなかなか通じない点にも注意したほうがよさそうです。


ビザ取得要件

ギリシャのデジタルノマドビザ取得要件は、次のように定められています。

  • EU/EEA圏以外の国籍保有者であること。
  • ギリシャ国外の雇用主や顧客からの月収が3,500ユーロ(約56万円)以上であること(配偶者/同居者は20%、子どもは15%を追加)。
  • リモートワークが可能な職業に就いていること(ギリシャ国外の企業に雇用されているか、フリーランスとして働いていることが条件)。
  • 有効なパスポート(申請時から少なくとも3ヶ月以上)を所持していること。
  • ギリシャ滞在中の医療費をカバーできる健康保険に加入していること。
  • 犯罪経歴がないこと(過去6ヶ月以内に発行された犯罪経歴証明書を提出)。
  • ギリシャでの滞在予定地を示せること(賃貸契約書や不動産所有証明書などを提出)。

他のヨーロッパ諸国と比較しても、ギリシャのビザ要件は一般的な項目が多い印象です。

2年間の長期滞在が可能な点は、ノマドワーカーには魅力的でしょう。


申請方法

ギリシャのデジタルノマドビザの申請プロセスは、以下のとおりです:

  1. 必要書類の準備:以下の書類を用意します。条件やビザタイプによって書類の種類が変わる可能性もあるため、事前にギリシャ領事館に問い合わせするのがおすすめです。
    • パスポートのコピー
    • 顔写真(パスポートサイズ)
    • 犯罪経歴証明書
    • 健康保険の証明書
    • 収入証明書(直近6ヶ月分の銀行取引明細書など)
    • 雇用契約書またはフリーランスとしての収入を証明する書類
    • ギリシャでの滞在先の証明(賃貸契約書など)
  2. 申請書の記入ギリシャ外務省のウェブサイトから申請書をダウンロードし、必要事項を記入します。
  3. 申請書類の提出:記入済みの申請書と必要書類を、最寄りのギリシャ大使館または領事館に提出します。
  4. 申請料の支払い:申請時に必要な手数料75ユーロを支払います。
  5. 審査:提出された書類と情報に基づいて、ギリシャ当局が審査を行います。審査期間は通常10日程度です。
  6. ビザの受け取り:審査結果は申請時に指定した方法(メールや郵送など)で通知されます。承認された場合、最寄りの大使館または領事館でビザを受け取りましょう。

ギリシャのデジタルノマドビザ申請は、10日程度で審査が終わるため比較的スムーズです。

ただし、滞在先の証明書を用意する必要があり、事前にギリシャでの滞在先を確保して置かなければなりません。


3. ハンガリー【ノマドおすすめ度:★★★☆☆】

ハンガリーは、豊かな歴史と文化はもちろん、物価がそこまで高くないことからも、ノマド生活の拠点として人気を集めています。

2022年にデジタルノマドビザを導入し、リモートワーカーの誘致に積極的です。

ハンガリーのデジタルノマドビザは、比較的取得しやすく、中長期の滞在が可能な点が特徴。

また、地理的にもヨーロッパの中心に位置しているため、近隣諸国への移動がしやすいのもメリットといえるでしょう。

ハンガリー デジタルノマドビザUnsplash

デジタルノマドビザ基本情報

ハンガリーのデジタルノマドビザは、正式には「ホワイトカード(White Card)」と呼ばれています。

特に40歳未満の単身ノマドワーカーを対象としており、1年間の滞在と延長も可能です。

延長制度を利用すれば、最長2年間、ハンガリーに滞在・就労できます。

シェンゲン協定にも加盟しているため、90日間であれば対象国間を自由に移動できるのもうれしいポイント。

「ザ・ヨーロッパ」を味わえる美しい国でありながら、生活費がかからないので、海外ノマドが多いのもうなずけます。

一方で、183日以上ハンガリーに居住する場合、一律で15%の固定所得税が課される点にはご注意を!

生活コスト的には長期滞在向きですが、税制を鑑みると一長一短といったところです。

とはいえ、それでも所得税率は低めなので、検討の余地はあるでしょう。


ビザ取得要件

ハンガリーのデジタルノマドビザ(White Card)を取得するには、以下の要件を満たす必要があります。

  • EU/EEA圏以外の国籍保有者であること。
  • 過去6ヶ月間の平均月収が3,000ユーロ(約49万円)以上であること。
  • リモートワークが可能な職業に就いていること(ハンガリー国外の企業に雇用されているか、フリーランスとして働いていることが条件)。
  • 有効なパスポート(申請時から少なくとも3ヶ月以上)を所持していること。
  • ハンガリー滞在中の医療費をカバーできる健康保険に加入していること。
  • ハンガリーでの滞在予定地を示せること。

ハンガリーのノマドビザ要件は、他のヨーロッパ諸国と比べて緩やか。

特に、収入要件が低めに設定されているので挑戦しやすいでしょう。


申請方法

ハンガリーのデジタルノマドビザ(White Card)は、以下の手順で申請しましょう:

  1. 必要書類の準備公式サイトに記載されている必要書類を準備します。
  2. 書類の提出:日本のパスポート保有者は、オンライン申請が可能です。オンライン以外にも、直接ハンガリー領事館・大使館に送付する方法や、代理人による提出も認められています。
  3. 申請料の支払い:オンラインで申請料110ユーロを支払います。
  4. 審査:提出された書類と情報に基づいて、ハンガリー当局が審査を行い、結果がメールで通知されます。審査期間は通常21日程度です。
  5. ビザの受け取り:ハンガリー到着後30日以内に、地元の入国管理局オフィスで生体認証登録などを行い、居住許可証を受け取ります。

ハンガリーのデジタルノマドビザは、日本にいながらオンラインで申請できるので便利です。

ですが、ハンガリー到着後に移民局での手続きが完了するまで居住許可証がもらえないため、最後まで気が休まらないかもしれません!


4. ポルトガル【ノマドおすすめ度:★★★☆☆】

近年、ノマドワーカーの間で人気急上昇中なのがポルトガル。

ヨーロッパ圏でありながら物価が安く、安全、さらには年間300日以上も晴れるなど、一年中過ごしやすい環境が注目されています。

ノマド生活の定番になりつつあるポルトガルですが、意外にもデジタルノマドビザの導入は2022年と比較的最近。

その最大の特徴は、一定期間の居住後、EU永住ビザの取得に直結する画期的なシステムでしょう。

その分、年間183日以上滞在すると納税の義務が発生するため、どちらかというと、本気で永住を目指す覚悟のある方に旨みのある国です。

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ポルトガル デジタルノマドビザUnsplash

デジタルノマドビザ基本情報

ポルトガルのデジタルノマドビザは、正式には「D8ビザ」と呼ばれています。

他のヨーロッパビザとの大きな違いは、2タイプから選択できる点です。

  • デジタルノマド一時滞在ビザ(1年+6ヶ月):ポルトガルに最長1年間滞在し働くことができ、さらに6ヶ月間の更新が可能です。
  • デジタルノマド滞在ビザ(2年+3年):ポルトガルに2年間滞在後、さらに3年分の居住許可証を取得できるオプションです。継続して5年間ポルトガルに居住した場合、永住権の申請に進むことができます。

どちらのタイプを選択しても、183日以上滞在した場合は納税の義務が発生するので注意が必要です。

ただし、税制にもデジタルノマドならではのうれしい制度が……!

ポルトガルの所得税は通常14.5%~48%の累進課税と高め。

ですが、デジタルノマドビザを保有していると、最大10年間にわたって税制が半分以下の20%になるNHR(Non Habitual Resident Portugal)という優遇措置があります。

こうしたノマドワーカー向けの仕組みからも、長期滞在者を重視するポルトガルの基本姿勢が窺い知れますね。

とはいえ、ポルトガル居住者になると社会保障税として23.75%が徴収されるので、手放しで「税金が安い!」とも言い切れません。

また、デジタルノマドを取り巻く制度は頻繁に改定されているため、今後もポルトガル政府の発表を注視する必要がありそうです。


ビザ取得要件

ポルトガルのデジタルノマドビザには、次のような取得要件が設定されています。

  • EU/EEA圏以外の国籍保有者であること。
  • ポルトガルの最低月収の4倍の収入があること。現在、3,280ユーロ(約53万円)程度に相当します。
  • リモートワークが可能な職業に就いていること(ポルトガル国外の企業に雇用されているか、フリーランスとして働いているのが条件)。
  • 有効なパスポート(申請時から少なくとも3ヶ月以上)を所持していること。
  • ポルトガル滞在中の医療費をカバーできる健康保険に加入していること。
  • 雇用や自営業の証明書の提出。
  • ポルトガル国内に住所を有すること(12ヶ月分の賃貸契約書や不動産所有証明書などを提出)。
  • 納税義務を果たす意思があることを示す宣誓書の提出。

ビザ取得要件は他のヨーロッパ諸国と比べ、やや厳しい印象。

ポルトガルでの長期滞在を見越していることもあり、住所証明書として12ヶ月分の賃貸契約書を提出しなければならない点には要注意です。


申請方法

ポルトガルのデジタルノマドビザを申請する際には、以下の手順で進めましょう:

  1. 必要書類の準備:ポルトガル外務省が定める必要書類を用意します。
  2. 申請書の記入ポルトガル外務省のウェブサイトから申請書をダウンロードし、必要事項を記入します。
  3. 領事館での申請:最寄りのポルトガル領事館を訪問し、申請書と必要書類を提出します。
  4. 申請料の支払い:申請時に必要な手数料(約75ユーロ)を支払います。
  5. 審査:提出された書類と情報に基づいて、ポルトガル当局が審査を行います。審査期間は通常15〜30日程度です。
  6. ビザの受け取り:承認された場合、パスポートにビザが貼付されます。
  7. 到着後の手続き:ポルトガル到着後4ヶ月以内に、移民局(SEF)で居住許可証を取得する必要があります。

ポルトガルのデジタルノマドビザ申請プロセスには、やや時間と手間がかかる印象です。

特に、到着後も現地で居住許可証を取得する必要があるので注意してください。


5. スペイン【ノマドおすすめ度:★★★☆☆】

2023年に導入されたばかりの、スペインのデジタルノマドビザ!

待ってましたと言わんばかりに、現在多くのリモートワーカーが注目を集めています。

美しい建造物、ほっぺたの落ちる料理、フレンドリーな地元の人々、そしてリモートワークには欠かせないインターネット環境の強さが、ノマド生活にはぴったりです。

ただ、他のヨーロッパ諸国のデジタルノマドビザに比べ、スペインの提出書類や仕組みの癖が強め。

デジタルノマドビザを取得した時点で納税者として扱われるため、きちんとルールを理解しておく必要があります。

スペインの行政手続きは複雑なので、ノマド初心者の方にはやや難易度が高いでしょう。

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スペイン デジタルノマドビザUnsplash

デジタルノマドビザ基本情報

スペインのデジタルノマドビザでは、初回12ヶ月の滞在が可能で、その後は最長5年まで更新できます。

収入要件は、スペインの最低月収(2024年は1,134ユーロ)の3倍と良心的。

また、学士号以上の卒業証明書、または3年以上の職業経験を示す書類を提出する必要があります。

少し珍しい特徴として、個人事業主やフリーランスなど自営業を営む方は、スペイン国内の企業とも働くことができる点が挙げられます。

ただしこの場合でも、スペイン国内で得た収入は全体の20%未満に留める必要があるので要注意!

ビザを取得すると、自動的に納税義務が発生しますが、ノマドワーカーは軽減税率の対象に指定されています。

そのため、年間60万ユーロまでの所得に対しては、24%の特別税率が適用されるメリットも。

ちなみに、スペインと日本の間では租税条約が結ばれており、二重課税は防げるのでご安心ください。

とはいえ、スペイン滞在中は国民と同等の扱いを受けるため、これ以外にもNIE(国民認識番号)やNIF(銀行口座の開設に必須の納税番号)の取得など、細かい手続きが必要になります。

スペイン渡航前の準備の大変さも去ることながら、到着後も手続きに追われる可能性が高いので、現地の弁護士や代理点を頼るのもよさそうです。


ビザ取得要件

スペインのデジタルノマドビザを取得するには、以下の要件を満たす必要があります。

  • EEA圏以外の国籍保有者であること。
  • スペインの最低月収(SMI)の3倍に相当する3,402ユーロ(約55万円)の収入があること。
  • リモートワークが可能な職業に就いていること。スペイン国外の企業に雇用されているか、フリーランスとして働いていることが条件です。スペイン国内の顧客からの収入は20%を超えてはいけません。
  • 学士号以上の学歴があること、または3年以上の職歴や専門的資格を有していること。
  • 有効なパスポート(申請時から少なくとも1年以上)を所持していること。
  • スペイン滞在中の医療費をカバーできる健康保険に加入していること。
  • 過去5年間の犯罪経歴がないこと(過去2年分の証明書を提出)。
  • スペインでの滞在予定地を示せること。具体的な滞在先(賃貸契約書など)の証明が必要です。

このように、収入要件が低く一見ハードルが低いものの、その他の証明書の種類が多く、対象期間も長いため、入念な準備が求められます。


申請方法

スペインのデジタルノマドビザの申請方法は、以下のとおりです:

  1. 必要書類の準備在日スペイン大使館ウェブサイトに記載されている必要書類を用意します。
  2. オンライン予約:最寄りのスペイン大使館または領事館のウェブサイトから、ビザ申請の予約を行います。
  3. 申請書の記入:スペイン外務省のウェブサイトから申請書をダウンロードし、必要事項を記入します。
  4. 大使館または領事館での申請:予約した日時に、最寄りのスペイン大使館または領事館を訪問し、申請書と必要書類を提出します。
  5. 申請料の支払い:申請時に必要な手数料(12,412円)を支払います。
  6. 審査:提出された書類と情報に基づいて、スペイン当局が審査を行います。審査期間は通常10営業日程度ですが、場合によってはそれ以上かかることもあります。
  7. ビザの受け取り:承認された場合、パスポートにビザが貼付されます。
  8. 到着後の手続き:スペイン到着後1ヶ月以内に、外国人身分証明書(TIE)を取得する必要があります。

スペインのデジタルノマドビザは開始からまだ日が浅く、インターネットにも情報が少ないという難点があります。

不明点がある場合は、提出前に大使館や領事館に確認しておくのがおすすめです。


6. マルタ共和国【ノマドおすすめ度:★★★★☆】

マルタ共和国は、地中海に浮かぶ小さな島国ながら、その温暖な気候と美しい海岸線、生活コストの安さからノマドの聖地ともいわれています。

2021年にデジタルノマドビザを開始して以来、世界中のリモートワーカーから根強い人気を誇ります。

英語が公用語として話されているため、初めての海外ノマドでも挑戦しやすいのも魅力の一つ。

ヨーロッパ、アフリカ、中東と、どこでも行ける地理的アクセスの良さ、優遇税率、最新のITインフラなど、ノマドワーカーが暮らしやすい要素が詰まっています。

さらに、こうした背景からマルタには近年グローバル企業やスタートアップが進出しており、デジタルノマド同士の交流やビジネルチャンスも多いと話題を呼んでいます。

マルタ デジタルノマドビザUnsplash

デジタルノマドビザ基本情報

マルタのデジタルノマドビザは、正式には「Nomad Residence Permit」と呼ばれています。

フリーランスのノマドワーカーと、マルタ国外の企業に所属するリモート社員が対象。

初回のビザは1年間有効ですが、一定の基準を満たせば更新も可能で、最長4年間マルタに滞在することができるシステムです。

マルタのデジタルノマドビザの魅力といえば、至れり尽くせりな優遇措置でしょう。

ヨーロッパの多くの国では、ノマドビザの取得時もしくは183日以上の居住で納税の義務が発生します。

一方でマルタの場合、国外企業との取引で発生した収入はすべて非課税!

さらに社会保障税も15%と比較的低いので、税金面でのメリットは多いといえます。

公式ガイドホームページも充実しており、スムーズな申請が可能です。


ビザ取得要件

マルタのデジタルノマドビザには、次のような取得取得が設定されています。

  • EU/EEA圏/スイス以外の国籍保有者であること
  • 年収が42,000ユーロ(約680万円)以上であること。
  • リモートワークが可能な職業に就いていること。マルタ国外の企業に雇用されている、フリーランスとして働いている、もしくは自営業であることが条件です。
  • 有効なパスポートを所持していること(申請時から少なくとも3ヶ月以上)。
  • マルタ滞在中の医療費をカバーできる健康保険に加入していること。
  • 犯罪経歴がないこと(過去6ヶ月以内に発行された犯罪経歴証明書の提出が必要)。
  • マルタでの滞在先を確保していること(賃貸契約書や不動産所有証明書などを提出)。

マルタのビザ要件は、他のヨーロッパ諸国のデジタルノマドビザと同等の難易度です。

一点注意すべきは、収入要件が「月収」ではなく「年収」であるところ。

月ごとに収入のアップダウンが激しい方などは、計画的に申請を行うとよいでしょう。


申請方法

マルタのデジタルノマドビザ申請方法は以下のとおりです:

  1. オンライン申請:マルタ移民局のウェブサイトから、オンライン申請フォームにアクセスし、必要事項を入力します。
  2. 必要書類の準備とアップロード公式オンライン申請ガイドに記載されている必要書類を用意します。
  3. 申請料の支払い:オンラインで申請料(300ユーロ)を支払います。
  4. 審査:提出された書類と情報に基づいて、マルタ当局が審査を行います。審査期間は通常3〜4週間程度です。
  5. 結果通知:審査結果はメールで通知されます。
  6. ビザの発行:承認された場合、ビザが電子的に発行されます。
  7. 到着後の手続き:マルタ到着後、生体認証データ(指紋など)の登録が必要です。その後、居住許可証が発行されます。

マルタのデジタルノマドビザの申請プロセスは、他の国々と比べてシンプル。

何よりもオンラインで手続きが完結するのが特長でしょう。

公式ガイドや資料が充実しているほか、インターネットでも多くの情報を見つけられるので、初めての海外ノマドでも安心です。


7. ルーマニア【ノマドおすすめ度:★★★★★】

東欧きってのラテン系!ルーマニアは、陽気でフレンドリーな人々と物価の安さから人気のノマド拠点です。

2022年にデジタルノマドビザが導入され、リモートワーカー誘致に積極的に取り組んでいます。

IT産業が急成長中という背景もあり、ヨーロッパの中でも一位二位を争うインターネット環境の良さが特徴です。

それでいて、賃貸は月200ユーロほどで借りられる物件も多く、感度の高いノマドワーカーがこぞって移住しています。

また、都心から1時間ほどで自然や古城などの景観を堪能できるのも魅力の一つ。

英語も通じやすく、知る人ぞ知る穴場です。

知名度が上がる前の今こそおすすめの国といえるでしょう!

ルーマニア デジタルノマドビザUnsplash

デジタルノマドビザ基本情報

ルーマニアのデジタルノマドビザは、「D/ASビザ」に分類されます。

このビザは、ルーマニア国外の企業から売上のあるリモートワーカーが対象です。

ビザの有効期間は1年間で、その後の延長も可能。条件を満たせば、最長2年間の滞在が認められます。

 ルーマニアでノマド生活を送る最大の利点は、コスト面でしょう。

生活費の安さに加え、デジタルノマドビザ保有者は非課税なので所得税はすべて免除されます。

申請プロセスもオンライン完結型のため、難易度はそこまで高くありません。

一点注意すべきは、提出書類の準備です。

ルーマニア語に翻訳のうえ、すべて公正証書(アポスティーユ)にして、原本と一緒に提出数必要があります。

ビザ取得要件

ルーマニアのデジタルノマドビザを取得する際には、次の要件を満たしているかチェックしましょう。

  • EU/EEA圏/スイス以外の国籍保有者であること
  • ルーマニアの平均月収の3倍にあたる3,700ユーロ(約60万円)以上の収入があること。
  • リモートワークが可能な職業に就いていること(ルーマニア国外の企業に雇用されているか、フリーランスとして働いていることが条件)。
  • 申請時から少なくとも6ヶ月以上有効なパスポートを所持していること。
  • ルーマニア滞在中の医療費をカバーできる健康保険に加入していること。
  • 犯罪経歴がないこと(過去6ヶ月以内に発行された犯罪経歴証明書の提出が必要)。
  • ルーマニアでの滞在先を確保していること(賃貸契約書や宿泊施設の予約確認書などの提出が必要)。

収入要件は他のヨーロッパの国々と比べてやや高めですが、ルーマニアの低い生活コストを考慮すると挑戦する価値があるといえます


申請方法

ルーマニアのデジタルノマドビザの申請プロセスは、以下のステップで進められます:

  1. 必要書類の準備ルーマニア外務省に掲載されている必要書類を用意します。
  2. オンライン申請ルーマニア外務省申請ページのフォームに必要事項を入力し、必要書類を添付します。
  3. 申請料の支払い:申請時に必要な手数料(約120ユーロ)を支払います。
  4. 審査:提出された書類と情報に基づいて、ルーマニア当局が審査を行います。審査期間は通常10〜14日間程度です。
  5. ビザの受け取り:承認された場合、パスポートにビザが貼付されます。
  6. ルーマニア到着後の手続き:到着後30日以内に、移民局で滞在許可証を取得する必要があります。

オンラインですべて完結するのはありがたい……!

ルーマニアのデジタルノマドビザは比較的新しく、細かいルールや申請プロセスが改定される場合があるので注意しましょう。


8. クロアチア【ノマドおすすめ度:★★★★★】

クロアチアは、『魔女の宅急便』のモデルになったことでも有名な、アドリア海沿岸の美しい国です。

ヨーロッパの中では治安も良く、英語も通じるので、初めてのノマド生活でも暮らしやすいでしょう。(なんというか、上品なんですよねクロアチア……。)

2021年にデジタルノマドビザの発給が開始され、リモートワークの拠点としては不動の人気を誇ります。

クロアチアのノマドワーカーへの基本姿勢を一言で表すとするならば、「皆さんクロアチア来てね!でもちゃんと帰ってね!」という感じでしょうか。

デジタルノマドビザ保有者への所得税や社会保障税などは完全免除と良心的。

その一方で、ビザの更新は認められず、永住権などに繋がる道も用意されていません。

とはいえ、他のヨーロッパ諸国と比べ、収入要件のハードルは圧倒的に低く、シェンゲン協定加盟国でもあるので、まずは1年お試しノマドしたいという方にはうってつけでしょう。

クロアチア デジタルノマドビザUnsplash

デジタルノマドビザ基本情報

クロアチアのデジタルノマドビザでは、最長1年間の滞在が認められます。

ビザの更新できませんが、出国後6ヶ月を経過すれば再申請が可能です。

1つの拠点に長くとどまりたい方にはデメリットかもしれませんが、肩肘張らずに挑戦できるのはメリットともいえます。

また、世界的にインフレが起こっており、デジタルノマドビザの収入要件は年々値上がり中……。

ですが、クロアチアの収入要件は2,870ユーロ(約46万円)と非常に良心的!

その他の条件も合理的なラインなので、初めてのヨーロッパ移住でも手が届きやすいのはありがたいですね。

ビザの取得方法も、オンラインとオフラインの2種類あり、プロセスは簡素化されています。


ビザ取得要件

クロアチアのデジタルノマドビザを取得するには、以下の要件を満たす必要があります:

  • EU圏以外の国籍保有者であること。
  • 過去6ヶ月の平均月収が2,870ユーロ(約46万円)以上であること。12ヶ月クロアチアに滞在する予定の場合は、34,400ユーロ(約600万円)以上の資産を保有していること。
  • リモートワークが可能な職業に就いていること(クロアチア国外の企業に雇用されているか、フリーランスとして働いていることが条件)。
  • 申請時から少なくとも3ヶ月以上有効なパスポートを所持していること。
  • クロアチア滞在中の医療費をカバーできる健康保険に加入していること。
  • 犯罪経歴がないこと(過去6ヶ月以内に発行された犯罪経歴証明書の提出が必要)。
  • クロアチアでの滞在先を確保していること(賃貸契約書や宿泊施設の予約確認書などを提出)。

取り立てて難易度の高い要件はないので、クロアチア内務省公式サイトを確認しながら準備を進めましょう。


申請方法

クロアチアのデジタルノマドビザは、以下の手順で申請してください:

  1. 必要書類の準備:クロアチア内務省が指定している必要書類を用意します。
  2. オンライン申請:クロアチア内務省のウェブサイトから、オンライン申請フォームに必要事項を入力&書類を提出します。最寄りのクロアチア大使館または領事館に出向いて、直接申請することも可能です。
  3. 申請料の支払い:申請時に必要な手数料(約60ユーロ)を支払います。
  4. 審査:提出された書類と情報に基づいて、クロアチア当局が審査を行います。審査期間は通常30日程度です。
  5. 結果通知:審査結果は申請時に指定した方法(メールや郵送など)で通知されます。
  6. ビザの受け取り:承認された場合、クロアチア到着後に滞在許可証が発行されます。

クロアチアのデジタルノマドビザの申請プロセスは、他の国々と比べて比較的シンプルで、オンライン申請できる点が特徴です。


ノマドワーカーがeSIMを使うメリット

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多くのデジタルノマドビザ発行国はシェンゲン協定に加盟しており、27カ国ものEU諸国を自由に移動できます。

まさに「遊牧民」のような生活スタイルだからこそ、欠かせないのがインターネット環境。

ヨーロッパのどこにいてもサクサクネットに接続できる必須アイテム「eSIM」を利用しましょう!

  • ローミング料金不要:基本的にeSIMプランはプリペイド式。データの使いすぎや高額なローミング料金が発生する心配はありません!
  • eSIMでテザリング可能:Wi-Fi接続がなくたって大丈夫!eSIMのデータをタブレットやノートパソコンにテザリングできます。ポケットWiFiを持ち歩く必要はもうありません。
  • スマホ1台で一括管理:渡航先の数だけSIMカードを持ち歩かないといけない時代はもう終わり!スマホ1台で最大8つのデジタルeSIMを保存できるので、デバイスの設定から切り替えるだけ。
  • データ残量&チャージOK:ほとんどのAiralo eSIMパッケージには、便利なチャージ機能がついています。出先でデータが足りなくなっても、アプリからワンクリックで追加可能。
  • いつでもつながる:フリーWi-FiもポケットWiFiももう必要なし!eSIMを使えば、どこに旅行していてもモバイルデータにアクセスできます。

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  • 到着後、eSIM回線をオンにするだけで、モバイルネットワークに接続できます。

Airaloと一緒に、ヨーロッパでデジタルノマド生活を始めましょう!


デジタルノマドビザに関するよくある質問【ヨーロッパ編】

ヨーロッパのデジタルノマドビザに関するよくある質問と回答をまとめました。

デジタルノマドビザとはなんですか?

デジタルノマドビザは、リモートワーカーが自国以外で働きながら長期滞在できる特別なビザです。ヨーロッパ各国が提供しており、一定の収入や条件を満たすことで申請が可能です。ノマドワーカー向けの柔軟な滞在許可を提供しています。

ヨーロッパ圏のノマドビザにかかる費用はどれくらいですか?

デジタルノマドビザの費用は国によって異なり、70ユーロから500ユーロ程度が一般的です。エストニアなど比較的安価な国もあれば、申請手数料が100ユーロ以上と高い国もあります。費用にはビザ申請料と追加書類の認証費用が含まれます。

デジタルノマドビザでヨーロッパにはどれくらい滞在できますか?

滞在期間は国ごとに異なり、6ヶ月から2年までの範囲です。例えば、ポルトガルやエストニアでは1年の滞在が認められ、条件を満たせば延長も可能です。

ヨーロッパでノマドビザが取りやすい国はどこですか?

取りやすい国としては、ポルトガル、クロアチア、マルタ共和国が挙げられます。これらの国はノマドワーカーを歓迎しており、収入要件が他国より比較的低く、申請手続きも簡素化されています。

デジタルノマドビザの条件とは?

デジタルノマドビザの条件は国によって異なりますが、ヨーロッパでは一般的に「収入要件」「健康保険」「住居証明」「犯罪経歴証明」などが課されていることが多いです。


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