海外でスマホを使うには?海外旅行中にすべき8つの必須設定

スマートフォンは、指先一つで絶え間なくコミュニケーションと知識を提供してくれる、私たちの生活になくてはならないツール。 特に海外旅行中は、現地の情報収集や日本にいる大切な家族と連絡を取るためにも、スマホは欠かせません。

いつもと違う環境に身を置くからこそ、海外でスマホを使うにあたっては、事前に覚えておくべきベストプラクティスがあるんです! この記事では、海外でスマホを使用する際に使える8つの設定方法とヒントをご紹介します。

ポイント1:データローミング設定をオフにする

飛行機(または電車)に乗って国外に出るときは、出発前にあらかじめ国内で使用しているスマホの「データローミング」と「モバイルデータ通信」の設定を、両方オフにしておきましょう。 これにより、予期せぬ海外ローミングや高額請求を防ぐことができます。

スマホの仕組み上、国内で使用しているSIM(モバイルデータ)は国内回線専用に作られています。そのため、これらの設定をオンにしたまま国外に移動してしまうと、スマホは基地局やネットワークに接続できず、自動的に海外ローミングに切り替わってしまうのです。これが、あの忌々しい「旅行から帰ってきたらウン万円の請求が!!」の正体です。 また、注意すべきは一部の サードパーティ製アプリ、特に自動データ同期機能を備えたアプリ (Google、iCloud、Dropbox など) が、モバイル通信とデータローミングを自動的にオンにすることができてしまう点。 気になる方は、スマホのアプリ一覧からチェックして、該当するアプリの個別設定を見直してみてください。モバイルデータ通信のアクセスが制限できていればバッチリです! 

最後に、海外旅行中に一目でデータ使用量を確認できる裏技をご紹介しましょう。まず、出発前にスマホの設定からデータ使用量の統計情報をリセットしておきます(iPhoneをお使いの方は、「設定」> 「モバイル通信」>「モバイル通信の使用状況の統計」からリセットできます)。こうすることで、旅行中に使用したギガ数を数値やグラフでモニタリングできるようになります。 万が一、オフにしたいアプリがバックグラウンドなどでデータを使用している場合も、ここに表示されるので一目瞭然です!

ポイント2:機内モードは "絶対安全" じゃない!

「機内モードをオンにしておけば、データ通信は絶対起こらない」にが、意外な落とし穴が……。実際には、データローミングが完全にオフにならないのです。 過去には、オフラインアプリがバックグラウンドで静かにソフトウェアや広告を更新していたせいで、13,470 ドルもの請求書が家に届いてしまったなんて 悲しい事例も……(ヒェー!)

機内モードでは、スマホのすべての無線接続(モバイルデータ、Bluetooth、Wi-Fi)がオフになりますが、インターネット接続を必要としないアプリは引き続きデータを使用します。 高額なローミング料金を避けるには、データローミング設定自体を個別にオフにするか、さらに確実な方法としてプリペイド式データプランの使用がおすすめです。

海外ローミング請求を見て、こんな顔にはなりたくないですよね...

ポイント3:プリペイド式データプランを活用する

海外旅行中のインターネット事情は悩みの種。従来は、現地の携帯ショップでSIMカードを購入するか、日本のSIMカードを抜いてWiFiホットスポットや、空港などでレンタルしたポケットWi-Fiに頼るのが定石でした。ですが、今はこれらの選択肢よりも、はるかに使い勝手がよいテクノロジーがあるんです。そう、それg「eSIM」です! eSIM対応のスマホをお使いの場合は、AiraloなどのeSIMショップで、安価かつ便利なモバイルデータプランをオンライン購入できます。

スマホ一つで購入から設定まで完了するので、それでなくても荷物の多い旅行中には重宝するでしょう。 特に旅行先の地図を見たり、地元のレストランを検索したりする場面が多い海外旅行。現地回線にスムーズに接続できるeSIMデータは、快適なスマホ環境にはなくてはならない存在です。

お使いのスマホが2018年以降に製造され、機能が制限された超安価な端末ではない限り、基本的にほとんどのスマホがeSIM対応と考えてよいでしょう。 自分の機種が対応しているかわからないときには、Airalo eSIM対応機種リスト も併せてご参照ください。

ポイント4:フリーWi-Fiをあてにしすぎない

海外旅行あるあるなのが「フリーWi-Fiにどこでもアクセスできる」という勘違い! 海外のレストランやホテルにはフリーWi-Fiがあるから、eSIMの準備は不要と考える方もいるかもしれませんが、意外にも世界の約59%でしかインターネットを利用できないのです。 この数字は先進国や観光地ではかなり高いのですが、接続の安定性や速度は不安定であることがほとんど。

現地についてから「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、海外に行く際には自分用のデータアクセスを準備しておくのがおすすめです。 予備としてたった1GBでもプリペイドeSIMプランを持っておけば、世界中どこにいてもインターネットに接続できます。 データパックをスマホにダウンロードし、現地についたらアクティベートするだけでOK!足りなくなったら、必要な分だけデータ容量をチャージすることも可能です。 不安定なWi-Fi環境にイライラしたり、四六時中ホットスポットを探したりする必要はありません。ストレスフリーで海外滞在を楽しんじゃいましょう!

ポイント5:スマホのセキュリティ設定を見直す

海外旅行中の紛失が最も多いもの(そしてなくすと本当に困るもの!)は、スマホです。 調査によると、旅行中の置き忘れや盗難はスマートフォン端末が一番多いとか……。出発前にスマホのセキュリティ対策を見直して、もしものときに備えておきましょう。 

【おすすめセキュリティ対策】

  • 音声通話やSMSを受信できない場合でも重要なアプリやアカウントにアクセスできるよう、複数の端末で確認できる2段階認証設定をしておきましょう。(もちろん端末への生体認証もお忘れなく!)
  • 海外のカフェやレストランなどで公共Wi-Fiに接続する場合のセキュリティ強化として、VPNを準備しましょう。
  • パスワードマネージャーを使用しましょう。
  • 海外に出発する前に、スマホのセキュリティやシステムアップデートがあるかどうかを確認しましょう。
  • スマホを紛失した場合に備えて、追跡アプリを設定しておきましょう。

ポイント6:スマホケースやストラップは超重要!

電子データのセキュリティも重要ですが、スマホ端末自体を守る対策も忘れずに! スマホを衝撃から守るケースや画面保護フィルム、ストラップは旅行中の必須アイテムです。特に盗難や置き引きが発生する国を旅行する際には、持ち歩き方にも気を配りましょう。 アウトドア好きな方は山登りやハイキング中、街歩きでも次の電車に間に合うよう全力疾走しているときなど、スマホが手やポケットから滑り落ちてしまう危険性はどこにでも潜んでいます。 スマホの持ち歩き方にも注意することで、画面のひび割れやキズによるストレス(と涙)を減らせますよ!

ヨーロッパでスマートフォンを使って旅行の写真を撮る人

ポイント7:旅行前にスマホをバックアップしておく

海外旅行に出かける前には、クラウドにスマホデータをバックアップしておきましょう。 プライバシーの観点から万全を期す必要のある方は、スマホ端末から個人情報をすべて削除し、工場出荷時の状態に戻す「初期化」と検討してもよいでしょう。

これには2つの理由があります。まず、北米を旅行する際には、国境警備隊員と税関が米国および海外の両方でスマホの捜索を行う可能性があります。 一部の報告によると、中国など特定の国ではデータ、テキスト、さらにはSNSのアクティビティをダウンロードするために、追跡ソフトウェアをスマホにインストールされることがあるとか。

2つ目の理由として、空港WiFiのセキュリティ脆弱性が挙げられます。セキュリティ保護が十分でないオープンなWiFi環境と、それに接続するデバイスの多さから、くうこうWiFiはハッカーたちの格好の的なのです。 VPNを使用して対策している場合でも、完全にハッキングの危険性を排除できません。

仕事上などで特にセキュリティ面を重視する方は、ご旅行前の初期化、もしくは帰国後のリセットを検討してください。 海外では疑わしいWiFi接続に遭遇する可能性が高いため、ハッキングの脅威を最小限に抑えるために、各自でもスマホのセキュリティ予防策を講じましょう。

ポイント8:公共WiFiで個人情報の入力は厳禁🚫

海外旅行中に、「自動Wi-Fi接続」をオンのままにしていませんか? カフェやホテルなどのフリーWiFiに接続するときに気をつけていても、自動接続がオンになっているだけで、データが盗まれる危険性があります。リスクを減らすために、次のような設定を行いましょう。

【iPhone:自動Wi-Fi接続をオフ】

  • 「設定」に移動します
  • 「Wi-Fi」をタップ
  • 自動接続をオフにしたい公共WiFiネットワークを選択し、「!」アイコンをタップ
  • 「自動接続」をオフにします

【Android:自動Wi-Fi接続をオフ】

  • 「設定」を開きます
  • 「ネットワークとインターネット」をタップします
  • 「Wi-Fi」を選択します
  • 自動接続をオフにしたい公共WiFiネットワークをタップ
  • 「自動接続」をオフにします

いかがでしたか?事前に準備をしておけば、海外でスマホを安全に使うことができます。 モバイルデータ設定やハードウェア、オペレーティングシステムまで、各種セキュリティ対策を講じて、ストレスフリーな海外旅行をお楽しみください!

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海外でのスマホ使用に関するよくある質問

データローミングとは何ですか?

データローミングは、ご契約の携帯通信会社が提供するサービスエリア外の海外ネットワークに接続できる機能です。データローミングを使用すると、引き続きモバイルサービスにアクセスできますが、国内通信エリア内でデータを使用するよりもコストが大幅に高くなります。

海外ではデータローミングをオンにすべきでしょうか、それともオフにすべきでしょうか?

海外にいる場合は、高額なローミング料金の発生を避けるために、データローミングをオフにすることをおすすめします。 ただし、eSIMまたは海外データローミングプランをお使いの場合は例外です。海外でモバイル通信サービスに引き続きアクセスするには、データローミングをオンにしておく必要があります。

海外ローミングを使用せずにスマホを使えますか?

はい。eSIM、現地SIMカード、Wi-Fi、または国際対応プランがあれば、ローミングせずに海外でもスマホを使用することができます。 たとえば、eSIMを使用すると、国内SIMカードを入れ替える手間なく、スマホの設定からネットワーク回線の追加・切り替えが可能です。これにより、予期せぬローミングからの高額請求を心配することなく、海外でモバイルデータ通信を利用できます。

機内モードとは何ですか?

機内モードは、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど多くの電子端末に搭載されている機能で、ワイヤレス通信機能をすぐに無効にすることができます。 機内モードが有効になっている間は、携帯電話ネットワーク、Wi-Fi、Bluetoothなどの端末のワイヤレス周波数送信機能がオフになります。 機内モードには、飛行中に飛行機の通信システムやナビゲーションシステムに干渉しうる信号が送信されないよう、スマホの通信機能を制限する目的があります。

機内モード中はデータが使用されますか?

いいえ、機内モードではモバイルデータは使用されません。スマホ端末で機内モードをオンにすると、携帯電話データ、Wi-Fi、Bluetooth を含むすべてのワイヤレス通信機能が無効になります。ただし、Wi-Fiをオンにした後、手動でこれらの機能を有効にすることもできます。機内モードでは、機内モードをオフにするか、モバイル通信を個別にオンにしない限り、端末はモバイル通信を使用しません。

機内モードにするとローミング料金はかかりませんか?

はい。機内モードがオンになっている場合、海外にいるときでもローミング料金は発生しません。 機内モードをオンにすると、携帯電話ネットワークを含むデバイス上のすべてのワイヤレス通信機能が無効になります。 つまり、スマホ端末はモバイル通信に接続されないため、音声通話、SMS、モバイル通信は使えず、ローミング料金はかからないのです。

海外で機内モードでWi-Fiを使用できますか?

はい、海外では機内モードにしてWi-Fiを使用できます。スマホを機内モードに入れると、WiFi、音声通話、モバイルデータ通信がオフになりますが、その後個別にWiFiをオンにできます。 機内モード中にWi-Fiを手動で有効にすると、モバイルデータ通信はオフのまま、Wi-Fi ネットワークに接続可能です。海外ローミング料金の心配をすることなく、WiFiが使えます。


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